ラオスのラオ子。

美味しいものと音楽で、Memento Moriな毎日を。青年海外協力隊2018年度3次隊コミュニティ開発隊員の活動記録兼ラオス情報。

視察①ポンホーンの竹細工の生産者さんとシン屋やさん

さばいでぃー!

 自転車を買うため、活動先の2人が隣町まで連れて行ってくれました。

 

 

ポンホーンは私の街から15kmぐらいの所にある町です。

13号線をこのまま北上していくと、

ラオスの元(?)バックパッカーの聖地「バンビエン」、

その先をゆくと街全体が世界遺産に登録されている「ルアンパバーン」。

 

私の居るビエンカムやその北のポンホーンは

首都とバンビエンのちょうど間あたりにあります。

 

 

わたしの住んでいるビエンカムとは、店の量が全然違う。

ビエンカムにはほぼ無い中国語・韓国語の看板もちらほら。

 

 

この街もビエンカム同様観光資源に恵まれているわけではないため

首都に比べたら外資系のお店はほぼありません。

ほぼありません、というか、たぶんありません。笑

 

少し都会な田舎、という印象。

 

 

当面の移動に必要な自転車を購入し、

職員のお姉さんおすすめのフォー屋さんへ。

 

 

確かに、美味しい!

しっかりお肉の味がするのに全然ケモノっぽくない、

美味しいお出汁でした。

 

 

ラオスでフォーを頼むとこのゴマ味噌のようなものが付いてきます。

これを入れて、唐辛子の辛さを足すと、まるで担々麺のような濃厚スープに。

こういった、小皿に盛られたペーストは「ジェオ」と呼ばれ

トマト風味や魚醤のガツンと効いたもの、激辛のものなどいろいろですが

フォーについてくる「ジェオスキ」は辛さはありません。

野菜につけてもよし、カオニャオ(蒸したもち米)につけてもよし、

日本人にはとてもなじみやすい味だと思います。

 

任地に来てから、食べるのは麺類ばかり。

あっさりしていて夕方にはお腹がちゃんと空くぐらいの

ほどよい低カロリーなうえに

もやしやサラダ菜をもりもりに入れて野菜も摂れて

最近体が軽いように感じます。

こちらに来てすぐに作ったシンも、

少し余るようになってきました。嬉しい。

この食生活を維持して、NTCに入所してから増えに増えた体重を

戻していきたい今日このごろです・・・。

 

いざ、視察!その①竹細工

ポンホーンに行った一番の目的は自転車を購入することですが、

その途中にあった生産者さんの所に行って

仕事風景を見学させてもらうことができました。

 

 

私の要請内容はざっくり言うと「ODOPの普及や販売促進」です。

大分県で1960年代に始まった「一村一品運動」がさきがけとなり、

のちにJICAのプロジェクトなどを通じて

アジア地域周辺の途上国を中心に広まったのが

ODOP(One District One Product)。

 

私の活動先であるビエンチャン県には

約60のODOP認証商品があり、

生産者のグループが違うだけで同じ商品が登録されていることもあるものの

食品、竹細工、布など、たくさんの開発資源があります。

 

 

これはそのうちの一つ、竹細工のちゃぶ台、

軽くて、丈夫で、とても使いやすそうです。

これでも日本円にしたらだいたい1700円しないぐらい。

涼し気で、良いですよね。

 

 

道端のガレージで作っているおばちゃんたちの

作業風景を見学させていただきました。

 

魚を捕るための道具や、蒸したもち米を入れる竹製のお櫃、家具、

なんでも竹で器用に作ってしまう、竹細工のスペシャリストです。

 

 

下のほうに少しだけ映っている黒い洗面桶に水が入っています。

編むところに水分を含ませてやわらかくすることで、

薄く裂いた竹でも折れることなく編み込めるんだそう。

 

 

 
 
 
View this post on Instagram

ラオスのラオ子。さん(@laos_no_laoko)がシェアした投稿 -

 

このように、おばちゃんたちの手によって1本ずつ割かれた竹が

ラオスの人たちの生活必需品へと姿をかえていきます。

 

 

「ここが一番難しいんだから!撮って!!撮って!!!!!」

とポーズをきめてくれたおばちゃん。

大きいナタを器用に使って、1mほどの長さの竹を

薄すぎず、厚すぎない、絶妙な厚さに割いていくのです。

 

 

現在編んでいるのは、特大サイズのティップカオ(おひつ)。

ラオスの人たちは、カオニャオという蒸したもち米を日常的に食べますが、

それを保存するのに欠かせないのがこのティップカオです。

 

 
 
 
View this post on Instagram

ラオスのラオ子。さん(@laos_no_laoko)がシェアした投稿 -

 

このお櫃に入れると、丁度良く水分が抜け、丁度良く保たれ、

水滴でベタつくことも表面がパサつくこともない

美味しいカオニャオが保てるのです。

(ティップカオを開けたままにしていると、

空気に触れている部分がすぐにパサパサになります)

 

これから、できるだけたくさんの生産者グループをまわり

良いパートナーを見つけたいと思いますが、

ポンホーンは局から通いやすいところなので

何かをお願いする機会も増えそう。

これからもよろしくお願いします!

 

視察その②ポンホーンのシン屋さん

 

www.laoko.net

 前回記事の冒頭でお話した「シンが買えなかった話」を聞いて、

ODOPの視察がもちろんメインですが(笑)、

連れて行ってくれました!

市場ではない、きっちりお店を構えたシン屋さん。

 

迷いに迷って買った2着がこちら。

 

 

まずは、「サイニャブリ」という、先輩隊員が居る街の布。

日本でも着れそうなデザインなので、大切に着たいと思います。

手織りの藍染の浮き織りなんて、何て贅沢なんでしょうか・・・。

 

 

こちらは、私の活動地であるビエンチャン県の、

ODOP認証を受けたシン。

全体的に、きらびやかで、裾部分が豪華な印象です。

 

シンはいくつかのパーツによって構成されていて、

着方もTPOによって様々です。

腰布の「フア・シン」は使う機会はめったに無く、

「パービアン」という肩掛けの布は、

サイバーッ(托鉢僧に喜捨すること)や

正式な行事のときに着用します。

 

通常「シン」は巻きスカートのことを指しますが、

「プン・シン」は腰布、「ティーン・シン」は裾布と

パーツによって2つの呼び方があります。

絣や浮彫が全体に入ったプン・シンのみのシンもあれば、

プン・シンはほぼ無地のシンプルな生地で

ティーン・シンの部分に豪華な装飾が施されたものもあります。

 

 

このシンは、プン・シンとティーン・シンが縫い付けられて

1枚のシンになったものです。

甲乙つけがたいものばかりだったので、

一緒に買いに行ったお姉さんに選んでもらいました。

 

あまりに細かく織られているので機械織りかなと思いましたが、

よくよく考えたらODOPの認定基準は

「人の手で作られていること」。

 

ということは、これもすべて手織りです。

凄すぎて意味がわからないよ・・・。

 

 

このシン屋さんのお店の裏には織り機が大小合わせて10台以上並んでいて、

そのうち数台が稼働していました。

こちらの織り機は、布を織りながら竹を編み込んだタペストリーを作っている最中。

涼しげでとても素敵でした。

 

おまけ

ちゃんと組み立てられておらず

サドルの首がぐらんぐらん(サドルの角度が定まらない)の

危険な自転車でヘトヘトになりながら帰宅し、

 

さて、いつものお散歩、と思ったら、

 

 

隣のデスクのお姉さんの家族・親戚一同に呼び止められました。

悪い予感がする。

 

 

「これは何て言うの?」

 

「イモ」

 

「イモぉおおおおおwwwwwwwwwwww」

 

「??」

 

「いえぇええええカンパ~~~イ!!!」

 

と謎に大盛り上がり。

どうやらこちらの女性の名前と同じ発音のようです。

 

「ねぇ、イモ食べる?」

 

「食べる!」

 

「「いぇえええええええwwwwwイッキ!イッキ!」」

 

「や、イッキ無理!無理!」

 

「じゃあ半分イッキ!!!!」

 

と、ラオスのキンビア(飲み会)文化の洗礼を受けました。

 

 

大量の生唐辛子を投入された激辛のジェオには、

生のエビ、というか解凍されたタイ産エビがたっぷり。

アタることへの不安と、生の魚介が食べたいという欲が3秒ぐらい闘い、

欲が圧勝したため美味しくいただきました。

辛い物を無理やり食べ、それを流し込むためにビールを飲んで期待に応える、

なかなか ハードで楽しい時間。

 

翌日の二日酔いと、胃痛といったらもう・・・。